メッシの写真とロゴが用いられたパッケージ【写真:ペルー反薬物局ホームページより】
ペルーから欧州へ密輸されようとしていた大量のコカインが警察当局に押収されたが、そのコカインはなぜか「メッシ印」のパッケージに詰め込まれていた。22日付のペルー紙『エル・コメルシオ』などが伝えている。
ペルーの反薬物警察は現地時間17日朝に、ベルギーへ向かう船に積み込まれていた大量のコカインを押収した。末端価格で8500万ユーロ(約102億円)に達するという約1417kgのコカインは、イカの切り身に偽装した1288個のパッケージに封入されていたとのことだ。
小分けされたパッケージのひとつひとつにはラベルが貼り付けられているが、不可解なのはそのデザイン。バルセロナのアルゼンチン代表FWリオネル・メッシの写真と、メッシのパーソナルブランドのロゴマークが印刷されたものが用いられている。別の種類のパッケージにはスペイン王室の紋章が用いられているものもある。
報道によれば、薬物にパッケージングを施す意図は、それが盗難品などではない正規(?)の品であることを示すためだという。だが、なぜメッシの写真とロゴが用いられているのかは定かではない。
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