負傷者続出で不安抱えるも…日本戦2連勝に自信
――試合に向けたチーム状態は? 調子やコンディション、チーム内の雰囲気など、何か問題を抱えている部分はありますか?
「数人の選手に負傷の不安があります。特に前線のアハメド・ハリルとDFのイスマイル・アハメドです。2人が木曜日の試合に出場できるかどうかについては強い不安があり、試合に間に合わせるため様々な取り組みが行われています。MFアメル・アブドゥルラフマンは試合直前にチームを離脱することになりました。MFマジド・ハッサンもすでに離脱しています。しかしチーム内の前向きなムードは変わっておらず、この試合がいかに重要であるかは十分に理解されています」
――結果を出さなければならないというプレッシャーは? 選手はどう対処するのでしょうか。
「当然ながらチームにはプレッシャーがかかっていますが、選手たちは今回の予選を通してそのプレッシャーに対処してきました。過去数年間でチームへの期待は大きく高まっており、パフォーマンスを要求されることには慣れています。唯一非常に残念だったのはサウジアラビアとのアウェイゲームに0-3で敗れたことで、今でも悔しさは残っていますが、チームはそれをモチベーションに変えてきました。マハディ・アリ監督はその試合以来プレッシャーに晒されており、辞任を求める声も盛んに上がっていますが、大事なのは選手たちが監督を支持していることです」
――アジアカップや昨年の埼玉での試合で日本に勝利を収めたことは、今回も勝てるという自信をどれほどチームに与えていますか?
「自信に繋がっていることは間違いありません。しかしUAE代表は、その2試合はなかったものとして今回の試合に臨むということを言い続けてきました。その2試合を意識してしまうのがいかに簡単なことだとしてもです。日本がもたらす脅威については完全に理解しており、過去の結果は木曜日の試合に関係ないということを何人もの選手が言っています。日本が最も倒しにくいチームのひとつであることに変わりはないですが、UAEが最近それを成し遂げたという事実が勇気を生み出すことは確かです」