ホッフェンハイムのユリアン・ナーゲルスマン監督【写真:Getty Images】
ホッフェンハイムのユリアン・ナーゲルスマン監督が2016年のドイツ最優秀監督に選ばれた。現地時間の20日にドイツサッカー連盟(DFB)が公式サイトで発表した。
同賞は育成における功績を評価したものであり、過去にはドルトムントのトーマス・トゥヘル監督やフライブルクで指揮を執るクリスティアン・シュトライヒ監督などが受賞したことがある。ナーゲルスマン監督は「こんなに早く素晴らしい賞を受賞できたことは、今後の大きなモチベーションになります」と喜びを語った。
DFBのホルスト・ルベッシュSD(スポーツディレクター)は「ユリアンは若くて才能ある指導者がドイツにいることを示した最たる例だ。今後、監督として素晴らしいキャリアが待っているだろう」とたった1年前に“Fussballlehrer-Lizenz”(日本のS級ライセンスに相当)を取得したナーゲルスマン監督を称賛した。
現在29歳の青年監督は、2014年にホッフェンハイムのU-19をドイツチャンピオンに、2015年には準優勝に導いた。その功績が認められ2016年2月から低迷していたトップチームを引き継ぎ、残留争いをしていたチームを見事に残留に導いた。
今シーズンは開幕から17試合無敗を続けるなど順調に勝ち点を重ね、第25節を終えた時点で4位をキープしている。
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