ユベントスのジャンルイジ・ブッフォン【写真:Getty Images】
ユベントスのイタリア代表GKジャンルイジ・ブッフォンは、現地時間19日に行われたセリエA第29節のサンプドリア戦にフル出場したことで、ユーベにおけるセリエAでの通算出場時間が歴代最長となった。19日付の伊紙『ガゼッタ・デッロ・スポルト』などが伝えている。
ユーベの選手としてのセリエAでのプレー時間数の最長記録は、これまでジャンピエロ・ボニペルティ氏が保持していた。1946年から61年にかけてユーベでプレーし、後に会長も務めたボニペルティ氏は、ユーベでリーグ戦443試合に出場して通算39680分間プレーしていた。
ブッフォンは、446試合目の出場となったサンプドリア戦の65分が経過した時点でこの記録を上回り、クラブで最も長い時間をセリエAのピッチ上で過ごした選手となった。ユーベ一筋だったボニペルティ氏とは異なり、23歳でパルマから移籍してきたこと、セリエB降格を強いられた1年間を含んでいないことも考慮すれば驚異的な記録だ。
なお、ユーベでのセリエA出場試合数の最多記録はアレッサンドロ・デル・ピエーロ氏が保持しており、通算478試合。だがフル出場することが多いGKのブッフォンに対し、デル・ピエーロ氏はユーベでのキャリア終盤には交代出場が多かったこともあり、プレー時間ではブッフォンに7000分近く引き離されての3位となっている。
今シーズンは残り9試合となっており、ブッフォンが全試合に出場したとすれば通算455試合。来年のロシアW杯を最後に現役を引退する可能性を示唆しているブッフォンだが、来季もレギュラーとしてプレーすればデル・ピエーロ氏の出場数も上回る可能性が高そうだ。
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