セビージャのスティーブン・エンゾンジ【写真:Getty Images】
セビージャに所属するフランス人MFスティーブン・エンゾンジは、来季ユベントスへと移籍することが仮合意に達しているのだという。18日付のスペイン紙『アス』が伝えている。
セビージャの中盤に欠かせない存在として活躍を続けるエンゾンジに対しては、複数のビッグクラブからの関心がたびたび噂されてきた。バルセロナも移籍先の候補に挙がっていたが、特に獲得を熱望しているとみられているのはユベントスやチェルシーなどだ。
エンゾンジの引き留めを図りたいセビージャは、2019年夏までとなっていた契約を1年間延長したことを今年1月に発表した。他クラブが引き抜く際に必要となる契約解除金は、以前の3000万ユーロ(約36億4000万円)から4000万ユーロ(約48億5000万円)へと引き上げられている。
新契約を発表した会見において、エンゾンジ自身もセビージャでプレーを続けたいという意志を明言していた。それでもユーベは獲得を諦めておらず、すでに来シーズンの移籍に向けた仮合意を取り付けている模様だと報じられている。
セビージャとしては失いたくない選手だとしても、条件次第では取引に応じる可能性があるかもしれない。「移籍市場での好機となるオファーに対しては常にオープンなのがセビージャの選手売却方針であり、他の選手たちのケースでもそれは示されてきた」と『アス』は伝えている。
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