セルヒオ・ラモスは胃腸炎にかかりながらビルバオ戦にフル出場【写真:Getty Images】
試合終盤にチームを勝利に導くゴールを何度も決め、再び評価を高めているレアル・マドリーのセルヒオ・ラモス。世界屈指の名門でキャプテンの腕章を託されている男の“鉄人”ぶりに注目が集まっている。
スペイン紙『マルカ』などによれば、現地時間18日に行われたリーガ・エスパニョーラ第28節のアスレティック・ビルバオ戦に先発出場したセルヒオ・ラモスは体調を崩していたという。そんな状態でもフル出場でマドリーの勝利に大きく貢献した。
セルヒオ・ラモスは重度の胃腸炎にかかり、ビルバオ戦に向けたトレーニングにほとんど参加できていなかった。食事もまともに摂れない状態で、木曜日(16日)の深夜23時には緊急入院して静脈に生理食塩水を注入する治療を受けていたようだ。しかし、その約41時間後にはアウェイでの試合に先発フル出場。まさに“鉄人”である。
そもそもマドリーはラファエル・ヴァランとペペがコンディション不良でビルバオ戦に出場できる状態ではなく、センターバックはナチョ・フェルナンデスとセルヒオ・ラモスしか残されていなかった。そんな状況で自分も体調を崩していたが、主将はそれに甘えることなく強行出場を決断した。
セルヒオ・ラモスはこの後スペイン代表に合流する予定になっている。昨季は肩の負傷を抱えながら魂のこもったプレーを続け、深刻な胃腸炎ですら乗り越えたキャプテンの“鉄人”ぶりは異次元の域に達しようとしている。
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