香川真司【写真:Getty Images】
ボルシア・ドルトムントは、現地時間17日に行われたブンデスリーガ第25節でインゴルシュタットに1-0で勝利を収めた。
この試合に先発出場したドルトムントの香川真司は、前半に先制点の起点となるスルーパスを通すなど90分間安定したプレーを披露。公式戦3試合連続フル出場で勝利に貢献した。
一方でドルトムントのチーム全体のパフォーマンスは低調で、現地メディアの評価も振るわなかった。独紙『ルール・ナハリヒテン』の採点ではDFウカシュ・ピシュチェクに「5.0」と極めて低い評価がつけられた(ドイツの採点は「6」が最低で「1」が最高)。
そんな中、香川のパフォーマンスは軒並み高く評価されている。独紙『デア・ヴェステン』は、香川に好セーブ連発でドルトムントを救ったGKロマン・ビュルキや、決勝点を挙げたFWピエール=エメリク・オーバメヤンに並ぶチーム最高タイの「2.5」をつけた。
また、『ルール・ナハリヒテン』は香川に「2.5」をつけた。これはチーム最高の「2.0」だったビュルキに次ぐ数字で、寸評では「ドルトムントファンの一番のお気に入りは、長い間外にいたが、最近は力強いパフォーマンスとともに戻ってきた。彼はインゴルシュタット戦でボルシア最強の男だっただけでなく、1-0になる前にシュメルツァーへ素晴らしいパスを通した」と絶賛されている。
チームメイトの負傷や、監督の戦術変更が重なった状況でチャンスを掴んだ香川は完全復調の兆しを見せている。これから合流する日本代表でも高いパフォーマンスを維持できるだろうか。
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