何かと日本に縁があるアルジェリア人GK
現在はレンヌに所属するGKライス・ンボリ【写真:Getty Images】
GK:ライス・ンボリ(レンヌ/フランス)
かつて日本でプレーした選手がアルジェリア代表としてW杯に出場したことでちょっとした話題になった。それがライス・ンボリだ。2014年ブラジル大会のグループステージではベルギー相手にスーパーセーブを連発し、日本でもその名前が知られることとなった。
父はコンゴ民主共和国出身で母がアルジェリア人というGKは、マルセイユの下部組織で育つもトップチーム昇格を果たせず、スコットランドやギリシャを経て2008年に当時JFLのFC琉球へやってきた。来日したきっかけは元日本代表監督のフィリップ・トルシエ氏で、アルジェリア代表での恩師はヴァイッド・ハリルホジッチ監督と、何かと日本に縁がある。
FC琉球退団後はブルガリア、ロシア、フランス、アメリカ、トルコの複数クラブを転々とし、今年1月からレンヌに所属している。2010年と2014年の2度にわたってW杯に出場した経験豊富な守護神は、アルジェリア代表で師事したクリスティアン・グルキュフ監督と再会し、キャリア初のフランス1部挑戦で初出場を目指す。
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