レスター・シティのマーク・オルブライトン【写真:Getty Images】
レスター・シティの選手たちは、準々決勝進出を果たしたチャンピオンズリーグ(CL)で決勝まで進めることを信じているようだ。MFマーク・オルブライトンによるコメントを15日付の英メディア『BBC』が伝えた。
日本代表FW岡崎慎司も所属するレスターは昨シーズンのプレミアリーグで奇跡的な優勝を成し遂げ、初となるCL出場権を獲得。各国の強豪クラブが集うCLでは苦戦も予想されたが、順調にグループステージを突破し、決勝トーナメント1回戦でもセビージャを下して勝ち進んだ。
7年連続ベスト16敗退となったアーセナルやマンチェスター・シティなどを尻目にイングランド勢唯一の8強進出を成し遂げただけでもすでに快挙だが、選手たちはまだその先を信じている。オルブライトンによれば、選手はだれも国内リーグ日程終了後のバカンスを予約しておらず、6月3日に行われるCL決勝のためスケジュールを明けているという。
「まだ誰も予約していないよ。僕らはこの戦いを楽しみ続けているからね。どこまで行けるか見てみようじゃないか」と27歳のMFは語る。「大会に出場して、優勝を目指さないなんてことはあり得ない。僕らがセビージャに勝てると言っていた評論家は誰もいなかったと思うけど、下馬評を覆すことができた。もう一度やってみせるよ」
昨季のレスターは、英国のブックメーカーで「5000倍」の大穴と予想されたプレミアリーグ制覇を実現させた。ブックメーカー各社では、現在CLに残った8チームの中でレスターの優勝の可能性が最も低いと予想しているが、オッズはせいぜい「30倍」前後。決勝進出に至っては9~17倍程度でしかない。レスターにとっては、実現できたとしても「奇跡」と呼ぶほどのことでもないかもしれない。
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