レアル・マドリーのジネディーヌ・ジダン監督【写真:Getty Images】
レアル・マドリーのジネディーヌ・ジダン監督は、チャンピオンズリーグ(CL)の準々決勝でレスター・シティとは対戦したくないと考えているようだ。16日付の英メディア『スカイ・スポーツ』が同監督のコメントを伝えている。
CLは今週までに決勝トーナメント1回戦の全日程を終え、準々決勝へ進む8チームが決定した。ナポリを下したマドリー、セビージャを下したレスターともに勝ち進んでおり、準々決勝で対戦する可能性もある。
昨シーズンのプレミアリーグ王者だとはいえ、今季リーグで低迷しているレスターは、他の7クラブから見れば戦いやすい相手だと考えられてもおかしくはないかもしれない。だがジダン監督は、「レスターと対戦したいと望んでいる監督は誰一人いないと思う」と話している。
「彼らは不可能だと言われたことを成し遂げ続けている。(昨季)プレミアリーグで首位を守るのは不可能だと誰もが考えていたが、彼らはやってのけた。セビージャ戦のスコアを逆転するのも不可能だと思われていたが、彼らはやってのけた」とジダン監督。セビージャには1stレグで1-2の敗戦を喫していたレスターだが、2ndレグで2-0の勝利を収めて勝ち進んでいる。
「どのクラブと対戦するとしても、レスターが有利と予想されることはないだろう。彼らにはプレッシャーがなく、相手にはプレッシャーがある。何が起こってもおかしくはない」
同じく8強に進んだユベントスのGKジャンルイジ・ブッフォンも、準々決勝で対戦したくないクラブとしてレスターを挙げている。CLでの経験が豊富な選手や監督たちも、“奇跡のチーム“レスターの不可能を可能とする力を恐れているようだ。
【了】