日本代表のヴァイッド・ハリルホジッチ監督【写真:舩木渉】
日本サッカー協会(JFA)は16日、ロシアW杯アジア最終予選のUAE戦(23日)とタイ戦(28日)に向けた日本代表メンバーを発表した。
23日に戦うUAEは、日本が今回の最終予選の初戦で敗れた相手。「思い出すと熱が39度くらいまで上がるので思い出したくありません」と、ヴァイッド・ハリルホジッチ監督にとってトラウマのようになっているようだ。
だが、「内容は悪くない、いい試合でした。守備にも攻撃にも興味深いところがあった。少し細かいミスがあったと思います」と、結果以外には一定の評価を下している。最終予選を戦うに当たってひとつの基準になったゲームだったと言えるだろう。
そのうえで、ハリルホジッチ監督は今回のアウェイでのUAE戦に並々ならぬ意欲を燃やしている。23日の試合を「リベンジ」と語り、「相手の挑発の乗ってしまってはいけない。様々なデュエルを仕掛けてくるが、こちらも応えなければなりません。PKやFKを誘ってくる思いますが、自分に自信を持ち、味方に自信を持ち、チームとして戦わなければなりません」と選手達に奮起を促した。
「うまくいかなけなければ私の責任です。我々は打ちのめされるまでは戦い続けなければなりません。我々の持っているマックスを出さなければ。恐れずに戦わなければなりません」
自ら選んだ日本代表の選手たちに向けて、今回も「デュエル」という言葉を使って“戦う姿勢”の重要性を繰り返し説いたハリルホジッチ監督。中東でのアウェイゲームでは精神的なタフさも問われるため、メンタル面での適切な準備も要求している。
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