数的有利&先制点も…後半で集中力を切らす
このように優位に立っていると相手の守備の方が根負けして綻びを見せるもので、前半40分にマキシ・ペレイラがゴンサロ・イグアインのシュートを手で防いで一発退場。これで得たPKをディバラが決めた。
ちなみにヨーロッパに渡ってから公式戦で、スーペルコッパでのPK戦を別とすればディバラは16回中15回PKで成功している。しかも13/14シーズンのパレルモのセリエB時代に初めて失敗してから、15回連続で決めているというから驚きだ。
そのディバラは守備でもサボらず、エリアの手前まで戻って相手のボールをインターセプトしている。全選手に守備意識が徹底され、ポルトにチャンスを与えていなかったユーベだったが、後半は集中を切らした。
パスミスや緩慢なボール処理からボールを奪われ、危険なシーンを作られる。後半4分にフランシスコ・ソアレスにゴール前まで持って行かれた場面を始め、中央のゾーンを開けた末にアンドレ・アンドレに何度か入り込まれるなど、10人となっているはずのポルトを勢いづかせていた。