ジェノア【写真:Getty Images】
スペイン、イングランド、ドイツ、イタリア、フランスのいわゆる欧州5大リーグの中で、過去5年間に最も多くの選手を起用しているクラブはイタリアのジェノアだという。FIFA(国際サッカー連盟)の教育研究機関であるCIES(スポーツ研究国際センター)が統計データを発表した。
CIESは、2012年3月から現在までの5年間に、5ヶ国のトップリーグで戦い続けている計54クラブを対象としてリーグ戦での出場選手数を集計。起用された選手数が最も多いクラブはセリエAのジェノアであり、計137人だという。
データによれば、選手の入れ替わりが最も激しいリーグはイタリアのセリエAだと言えそうだ。ジェノアに次ぐ2位にはスペインのグラナダ(129人)が続いているが、3位以降はキエーヴォ、フィオレンティーナ、インテル、ウディネーゼ、ローマ、アタランタとイタリア勢が上位を独占。トップ8のうち7チームを占めている。
逆に、最もメンバーが安定しているのはドイツのボルシア・メンヒェングラッドバッハとバイエルン・ミュンヘン、およびスペインのアスレティック・ビルバオの3クラブのようだ。5年間でリーグ戦に起用された選手数は最少の55人となっている。ただし、ブンデスリーガは18チームで構成されており、20チームの他4ヶ国より試合数が少ないことも影響しているかもしれない。
CIESは各クラブにおいて過去5年間に最も出場時間が長い選手も紹介。バルセロナのFWリオネル・メッシやレアル・マドリーのFWクリスティアーノ・ロナウド、ユベントスのGKジャンルイジ・ブッフォンなど、同一クラブで長く活躍を続けている選手が各クラブの1位を占めている。全クラブ中で最多の出場時間を誇るのはフランスのサンテティエンヌのGKステファンヌ・リュフィエであり、計16650分間。リュフィエは2011年にサンテティエンヌに加入して以来、昨季まで5年連続でリーグ戦全試合フルタイム出場を達成していた。
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