一度は開催中止となったロッテ戦。トゥヘル監督は香川の0トップを採用か
2試合連続で先発なるか。2017年3月14日のDFBポカール準々決勝、ボルシア・ドルトムントは、アウェイでシュポルトフロインデ・ロッテと戦う。
本来は2月28日に行われる予定だった3部に所属するロッテとの試合。大雪の影響によるグラウンドコンディション不良のため、試合開始40分前に中止が決定した。3月3日、ドイツサッカー連盟は14日にオスナブリュックで代替試合を行うことを発表。オスナブリュックはロッテの東に隣接する地区だ。
いずれにせよ、ドルトムントと同じくノルトライン=ヴェストファーレン州に属しており、移動の負担は少ない。11日にベルリンで試合をしたばかりのドルトムントにとっては、助かるところもあるかもしれない。
2月28日に予定されていたロッテ戦では、試合開始前に1度先発メンバーが発表されていた。幻のロッテ戦のメンバーは以下のとおり。
【GK】ビュルキ
【DF】ドゥルム、ピシュチェク、バルトラ、シュメルツァー、ゲレイロ
【MF】バイグル、カストロ、香川真司
【FW】オーバメヤン、ロイス
11日に行われたヘルタ戦のスタメンと比較してみると、ギンターではなくピシュチェク、そしてシュールレではなくロイスの名前が入っているのみで、他の選手たちの顔ぶれは変わらない。ほぼ同タイプの選手のみが変わっている。つまり、サッカーの質は変わらない、ということだ。
そしてFWの枚数と、何より香川真司も名を連ねていることを見てみれば、トーマス・トゥヘル監督はここで1度、香川を軸にした“0トップに近い形“を試しておきたかったようである。