ユベントスのサミ・ケディラ【写真:Getty Images】
ユベントスに所属するドイツ代表MFサミ・ケディラは、将来的には北米メジャーリーグサッカー(MLS)でプレーしたいという思いを口にしている。伊紙『レプッブリカ』が13日にインタビューを伝えた。
2015年夏にレアル・マドリーからユーベに加入したケディラは、負傷に苦しみながらも昨季のセリエA優勝に貢献。今季はすでに昨季の出場数を上回る順調なシーズンを過ごし、3冠の可能性を残すチームを支えている。
チャンピオンズリーグ(CL)決勝トーナメント1回戦でポルトと対戦しているユーベは、アウェイで2-0の勝利を収めた1stレグに続き、現地時間14日にホームでの2ndレグに臨む。「CL優勝を目指すことは義務だ。今季は良いシーズンかもしれない。リーグ戦でもコッパ・イタリアでも良い状態だ」とケディラは全タイトルの獲得に意欲を見せた。
MLSのクラブからの関心が取り沙汰されていたケディラは、「将来は旅をすることになると思っている。アメリカに行くだろう」とその希望を隠してはいない。だが、新天地へ渡るのはもう少し先の話だと主張した。
「まだ数年間は高いレベルでプレーしたいと思っている。フィジカルもメンタルも良い状態だ。CLで優勝したいし、ドイツ代表で世界王者のタイトルも防衛したい。アメリカや中国に行けば、その全てが可能ではないだろう。それに、ここでも十分に良い稼ぎができているからね」
ケディラは2014年にマドリーでCL優勝を経験し、同年にドイツ代表でブラジル・ワールドカップも制した。アメリカに渡るのは、もう一度その2つのタイトルを手に入れてからでも遅くはないと考えているようだ。
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