ミランを破ったユベントス【写真:Getty Images】
ミランの選手たちがユベントスとの試合に敗れたあと、アウェイスタジアム内の設備を損傷した可能性が疑われている一件で、スタジアムにはユーベに対する侮辱的な“落書き“も残されていたと報じられている。13日付の伊紙『ガゼッタ・デッロ・スポルト』が伝えた。
ユベントスとミランは現地時間10日に行われたセリエA第28節の試合で対戦。1-1で迎えた後半アディショナルタイムにハンドの判定でPKを取られ、「97分」に決勝ゴールを奪われるという、ミランにとっては非常に悔しさの残る結果に終わった。
その試合後には、会場となったユベントス・スタジアムのアウェイチーム側ドレッシングルームに“破壊行為“の跡が残されていたと報じられていた。ミランの選手たちが、試合に敗れた不満を噴出させたものではないかと疑われている。
『ガゼッタ』はその続報として、スタジアム内の被害の様子を伝えている。ベンチが破壊されていたほか、ユベントスが過去に獲得したセリエA優勝のタイトルを表すスクデット(盾)のレプリカに殴ったような跡もあったという。
さらには、2004/05シーズンと2005/06シーズンのスクデットに対しては「泥棒!」とペンでの落書きが残されていたと伝えられている。ユーベが優勝を飾ったが、大規模な審判買収疑惑事件により後に剥奪された2つのタイトルだ。ユーベは剥奪を認めない姿勢を取り、この2回も優勝としてカウントしている。
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