クリスティアーノ・ロナウド【写真:Getty Images】
【レアル・マドリー 2-1 ベティス リーガエスパニョーラ第27節】
レアル・マドリーは現地時間12日、リーガエスパニョーラ第27節でベティスをホームに迎えて2-1で勝利を収め、バルセロナをかわして首位に浮上した。
暫定で首位のバルセロナがデポルティボに敗れたあとでキックオフとなったこの一戦。勝ち点1差の2位マドリーにとっては、首位浮上の絶好機だ。気合い十分に立ち上がりから敵陣に押し込んでいった。
だが21分、歯車が狂う。ベティスが中盤からロングパスで裏を狙うと、GKケイラー・ナバスがペナルティエリアを出て対応。相手が触るか触らないか微妙なタイミングで判断が鈍ると、ヘディングに失敗して相手FWと交錯した。しかし、なぜか主審の笛は鳴らず、プレーが続行となる。
それでも、このプレーで動揺したのか、25分にナバスのミスで失点する。マドリー守護神はサナブリアのシュートを一度は止めたが、腕からこぼれたボールをつかみ直そうとしてまさかのオウンゴール。ベティスに先制点をプレゼントしてしまう。
だが、前半のうちにレアルが同点に追いついた。41分、マルセロのクロスにクリスティアーノ・ロナウドがヘディングで合わせて1-1とする。
後半に入るとなかなかスコアは動かなくなる。だが、ベティスは78分にピッチーニが退場となり、マドリーに追い風が吹いた。
すると81分、終盤戦に強いあの男がまたしても土壇場で力を発揮する。クロースが右からのCKをゴール前に送ると、飛び込んできたのはセルヒオ・ラモス。力強くヘディングで決めて、マドリーが逆転に成功した。
アディショナルタイムにはナバスに名誉挽回のファインセーブもあり、マドリーは2-1で勝利。1試合消化が少ないものの、2位バルセロナと勝ち点2差の首位となった。
【得点者】
25分 0-1 オウンゴール(ベティス)
41分 1-1 C・ロナウド(レアル・マドリー)
81分 2-1 S・ラモス(レアル・マドリー)
【了】