ユベントス・スタジアム【写真:Getty Images】
ユベントスとの試合に敗れて腹を立てたミランの一部の選手たちが、アウェイスタジアムのドレッシングルームで”破壊行為”を行った疑いが持たれている。イタリア『ANSA通信』が11日に伝えた。
ミランは現地時間10日に行われたセリエA第28節の試合で首位のユーベと対戦。1-1で迎えた後半アディショナルタイムにDFマッティア・デ・シリオのハンドという判定でPKを取られてしまい、土壇場の決勝ゴールを許して1-2で敗れる結果に終わった。FWパウロ・ディバラが決勝点を決めた時間は「97分」だった。
ミラン側はPKの判定に納得がいかない様子であったこと、また当初掲示された「4分」のアディショナルタイムを過ぎた「アディショナルタイムのアディショナルタイム」に試合を決められたことなど、ミランの選手にとって大きなフラストレーションの溜まる結果であったことは確かだろう。その不満が間違った形で噴出した可能性があると疑われている。
ユベントスに近い筋からの情報として伝えられたところによれば、試合の行われたユベントス・スタジアムのアウェイ側ドレッシングルームには暴力行為の跡がみられたという。備え付けの設備類や、ユベントスのロゴマークなどに損傷があったと報じられている。
伊紙『トゥットスポルト』は、イタリアサッカー連盟(FIGC)の検察がこの件で調査を開始しているとも伝えた。被害が確認されればミランは追及を受けることになるかもしれない。
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