カカーとネイマール【写真:Getty Images】
北米メジャーリーグサッカー(MLS)のオーランド・シティに所属するブラジル代表MFカカーは、バルセロナの同代表FWネイマールに対して冗談交じりに“改名“を勧めている。ブラジル『レコルドTV』が10日に伝えた。
ブラジル代表のエースであるネイマールはバルサでも活躍を続けており、サッカー界の歴史に残る大逆転劇となった先日のチャンピオンズリーグのパリ・サンジェルマン戦でも2ゴール1アシストなどで勝利に大きく貢献。近年のサッカー界ではバルサのFWリオネル・メッシとレアル・マドリーのFWクリスティアーノ・ロナウドが「世界最高の選手」の座を争ってきたと言えるが、ネイマールはその2人に続く存在となることが期待されている。
「次の世界最高の選手になるのはネイマールだと思う。彼がバルセロナでやってきた全てのことを考えればね」とカカーもネイマールを称賛している。だが、そのためにはひとつ条件があるとも付け加えた。「名前を“レイマール(Reymar)“に変えれば、可能性はさらに大きくなると思う。勝利を手にしてきたブラジル人選手たちは、みんな名前が“R“で始まっているからだ」
2002年日韓ワールドカップの優勝に大きく寄与して”3R”と呼ばれたリバウド、ロナウド、ロナウジーニョの3人や、その前の世代のロマーリオ、世界最高のサイドバックと言われたロベルト・カルロスなど、実際にブラジルは“R“から始まる数多くの名選手たちを生み出してきた。本名「リカルド」のカカー自身もそこに含めることができるかもしれない。
ポルトガル語で王様を意味する「Rei」は「サッカーの王様」ことペレ氏につけられた呼び名でもある。実際にネイマールが提案に応じるかどうかはともかく、ブラジルの新たな“王様“にふさわしい名前ではあるかもしれない。
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