元パラグアイ代表監督のアニバル・ルイス氏【写真:Getty Images】
元パラグアイ代表監督のアニバル・ルイス氏が、現地時間10日に行われる予定だったメキシコ1部リーグの試合前にピッチ上で倒れ、病院へ搬送される途中で死去が確認された。メキシコ『ESPN』など複数メディアが伝えている。
ルイス氏はメキシコ1部のプエブラでアシスタントコーチを務めていた。10日にはベラクルスとの試合が行われる予定だったが、チームのウォームアップ中に心筋梗塞のため倒れたとのことだ。救急車がスタジアム内に入り、ルイス氏を乗せて病院へ向かっていたが、車内で死亡が確認された。74歳だった。
ルイス氏の悲劇とは無関係だが、メキシコでは審判によるストライキが行われ、ベラクルス対プエブラの試合は結局開催されなかった。今週末のリーグ戦の他の試合も中止されている。
ウルグアイ出身のルイス氏は、母国ウルグアイのほかパラグアイ、アルゼンチン、コロンビア、メキシコ、ペルー、エクアドルなど中南米の多くのクラブで監督を歴任。2002年から06年まではパラグアイ代表の監督を務め、チームを2006年ドイツW杯へと導いた。本大会ではイングランド、スウェーデンに敗れ、トリニダード・トバゴには勝利したがグループステージ敗退に終わった。
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