バイエルン・ミュンヘンのシャビ・アロンソ【写真:Getty Images】
ドイツ・ブンデスリーガのバイエルン・ミュンヘンは9日、同クラブ所属の元スペイン代表MFシャビ・アロンソが今シーズン限りで現役を引退することを発表した。35歳でスパイクを脱ぐことになる。
スペインのバスク州出身のX・アロンソは、1999年に地元クラブであるレアル・ソシエダでプロデビュー。2004年に加入したイングランドのリバプールでも5年間にわたって活躍し、加入1年目には「イスタンブールの奇跡」と呼ばれるチャンピオンズリーグ(CL)決勝でのミラン戦の劇的勝利にも貢献した。
2009年にはレアル・マドリーへと移籍し、ここでも主力として活躍。2013/14シーズンのCLでも大きな働きを見せ、決勝への出場は逃したが自身2度目となる欧州制覇を成し遂げた。2014年にはバイエルンへと移籍し、やはりチームに欠かせない存在となったが、今季限りでの引退を決断したことが今年1月に報じられていた。
「簡単な決断ではなかったが、そうするべき時が来たと思う。早いうちに終える方が良いとずっと考えていた。最高のレベルにあるうちにキャリアを終えたいと思っていたんだ。バイエルンはその最高レベルだ。バイエルンでプレーし、このファミリーの一員になれたことを誇らしく幸せに感じている」とX・アロンソは『FCバイエルンTV』で引退の意志を述べた。
X・アロンソは自身のツイッターアカウントでも引退の意志を表明。スパイクを片手に背を向ける白黒写真に添え、「サッカーを生きた。サッカーを愛した。美しいゲームよさらば」と別れの言葉を発している。
スペイン代表としても歴代6位の114キャップを記録し、EURO2008、2010年W杯、EURO2010で前人未到の主要国際大会3連続優勝に大きく寄与した。今季バイエルンでも主力としてプレーを続けており、ブンデスリーガ、DFBポカール(ドイツ杯)、CLの“3冠“で有終の美を飾ることができる可能性も残している。
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