アウレリオ・デ・ラウレンティス会長(左)とマウリツィオ・サッリ監督(右)【写真:Getty Images】
ナポリは現地時間7日、チャンピオンズリーグ決勝トーナメント1回戦セカンドレグでレアル・マドリーに敗れ、大会から姿を消した。アウレリオ・デ・ラウレンティス会長はチームを称えつつ、メディアが自分たちの妨げになっていると主張している。伊紙『ラ・スタンパ』などが伝えた。
敵地マドリッドでのファーストレグを1-3で落としたあと、デ・ラウレンティス会長はチームを批判するようなコメントを残していた。それは会長によるマウリツィオ・サッリ監督批判と捉えられている。だが、同会長は監督との関係に問題はないと述べた。
試合後のインタビューでデ・ラウレンティス会長は、「今日はマドリッド(ファーストレグ)でのような失望はない。彼らは後半、お手本のような戦いをしてきたからね。相手はレアル・マドリーであり、我々は彼らと戦ったことで一つの成功だった」とコメント。「サッリとの問題など存在しない。私はチーム全体を批判した。監督ではなくね。だが、北(イタリア)の新聞は南が嫌いなんだ。それが我々の国の歴史だよ」と語った。
さらに同会長は、ミラノを拠点に置く『ガゼッタ・デッロ・スポルト』の名前を出した。
「彼らは歴史的にユヴェントス、ミラン、インテルの新聞だ。私はいつだってサッリのことを悪く言うようなコメントはしていない」
このコメントについて『ガゼッタ・デッロ・スポルト』のジャンニ・ヴァレンティ氏は翌日の紙面で「ガゼッタは全ての人のものであり、危険な発言」「悲しく、つらいショーだった」と記している。
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