元アーセナルのジウベルト・シウバ【写真:Getty Images】
かつてアーセナルで活躍した元ブラジル代表MFのジウベルト・シウバ氏は、古巣のアーセン・ヴェンゲル監督は今季限りで退任することになるという考えを述べた。『Sport360°』が6日にインタビューを伝えている。
1996年から20年間以上にわたってアーセナルを率いてきたヴェンゲル監督だが、現在の契約は今シーズン末で満了。プレミアリーグやチャンピオンズリーグ(CL)のタイトルを逃し続ける現状に、ファンやメディアから退任を求める声も強まりつつある。
2002年から08年までヴェンゲル監督率いるアーセナルでプレーしたG・シウバ氏も、古巣クラブは監督を交代させるべきだと考えているようだ。「その時が来たと思う」と“恩師“の退任の見通しについて述べている。
67歳となったヴェンゲル監督が、変わり続けるサッカー界の流れに付いていくのは難しくなりつつあるというのがG・シウバ氏の考えだ。「他のクラブは仕事のやり方を変えてきた。彼はあまり変わっていないし、彼の仕事のやり方も変わっていない。そう望んでいないからだ。だが、毎シーズン大金を費やすようなクラブと競うのは簡単なことではない」
アントニオ・コンテやユルゲン・クロップ、ジョゼップ・グアルディオラ、マウリシオ・ポチェッティーノなど、プレミアリーグ上位クラブにはヴェンゲル監督より20歳前後若い“新世代“の監督たちが増えつつある。「彼らはより若く、モチベーションに溢れている。ヴェンゲルに勝てるやり方を求めるような大きなエネルギーを持っている」とG・シウバ氏は述べた。
現地時間7日には、アーセナルはCL決勝トーナメント1回戦の2ndレグでバイエルン・ミュンヘンと対戦する。1stレグでの1-5という大差を逆転できない限り7年連続でのベスト16敗退となるが、そうなればヴェンゲル監督への風当たりはさらに強くなってくるかもしれない。
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