フランクフルトの長谷部誠【写真:Getty Images】
フランクフルトの日本代表MF長谷部誠が5日、対フライブルク戦でブンデスリーガの日本人最多出場記録となる235試合出場を31年ぶりに達成した。ドイツ紙『WESER KURIER』は、長谷部と前記録保持者の奥寺康彦氏の比較を掲載している。
奥寺氏は1977年から1986年にかけてケルン、ヘルタ・ベルリンそして、ブレーメンでプレーした。9年間ブンデスリーガに在籍し、63試合連続出場を果たすなど、奥寺氏が積み上げた得点数は26点。また、1977/78シーズンにはケルンでリーグ優勝とドイツカップ優勝の二冠に貢献した。
一方の長谷部は、2008年にヴォルフスブルクに移籍をし、2008/09シーズンには奥寺氏以来、実に31年ぶりにブンデスリーガ優勝を経験した日本人となった。その後、2013/14シーズンはニュルンベルク、そして2014/15シーズンからは現在のフランクフルトでプレーをし、これまで7得点、21アシストを記録している。
フランクフルトを率いるニコ・コバチ監督は長谷部について、「どの監督もマコトのような選手がチームにいてくれたら喜ぶと思うよ。彼はチームに信頼、安定性そして落ち着きをもたらしてくれる。また、彼は若い選手にとっては模範となる選手だ」と絶対的な信頼を寄せている。
ちなみに、長谷部と奥寺氏のほかに3人の日本人選手が、ブンデスリーガで100試合以上プレーしている。一人目は、フランクフルト、ハンブルガーSVなどで通算135試合に出場した高原直泰(現:沖縄SV)だ。
続いて、シュツットガルトとマインツで活躍した岡崎慎司(現:レスター)だ。彼は128試合に出場し、日本人歴代1位の37得点を挙げている。そして三人目は、現在ハンブルガーSVに所属する酒井高徳で、通算出場数は109試合を数える。
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