【クラブの歴史】サポーターは「漁村の村人」? 近年は2部が主戦場に
テネリフェの本拠地エスタディオ・エリオドロ・ロドリゲス・ロペス【写真:舩木渉】
スペイン2部リーグのセグンダ・ディビシオンに所属するテネリフェは、1912年に創立されたクラブで1990年代は1部の常連だったが、近年は2部を主戦場としている。最後の1部は2009/10シーズンだが、わずか1年で再び2部降格となり経営難で翌シーズンには2部で20位となって3部に降格。それでも、13/14シーズンに2部に戻ってきた。
本拠地のエスタディオ・エリオドロ・ロドリゲス・ロペスは2万4000人を収容する。クラブカラーの青と白を身につけたファンが試合のたびにスタジアムを熱くする。
クラブの愛称は青と白を意味する「ブランキアスーレス」。そのほかにファンを「チチャレロス」と呼ぶことがある。チチャレロスとは、サンタ・クルスの人という意味だが、元々はアジ(チチャロ)を主な食事とする小さな漁師の村の人に対する蔑称だったという。現在は親しみを込めてこれが使われるようになったそうだ。
最大のライバルは、現在1部で戦っているラス・パルマス。同じカナリア諸島を拠点とする2チームの直接対決は「デルビー・カナリオ(カナリア諸島ダービー)」と呼ばれる。