セルヒオ・ラモスとクリスティアーノ・ロナウド【写真:Getty Images】
レアル・マドリーのDFセルヒオ・ラモスは、チームメートのFWクリスティアーノ・ロナウドに対して“守備免除“を認める発言をしたという報道を否定した。4日付のスペイン紙『アス』などが伝えている。
マドリーは現地時間1日に行われたリーガエスパニョーラ第25節のラス・パルマス戦で3-3のドローに終わり、暫定順位ながらも首位から陥落。スペインTV『ラ・ セクスタ』は、苦境に陥ったチームに奮起を促すため、ラモス、C・ロナウド、MFルカ・モドリッチの“重鎮“3人が練習前に選手たちに向けて話をしたと報じていた。
「全員で走って、全員で守らなければならない」という意志を確認し合ったマドリーの選手たちだが、「クリスティアーノだけは例外」だとラモスは述べ、その理由について「年間60ゴール」で貢献しているためだと話したとされていた。
だが、4日のエイバル戦に4-1の勝利を収めたあと、ラモスはこの発言を否定。「それは全くの嘘だ。本当のことを言いたいと思う。クリスティアーノは走る必要がないなんて言っていない。ここでは全員が走っている」と主張した。
エイバル戦では、C・ロナウドを負傷で、FWガレス・ベイルとFWアルバロ・モラタを出場停止で欠いたマドリーだが、FWカリム・ベンゼマの2得点などで4-1の勝利を収めた。「全員が同じであり、チーム内に競争があることが大事だ。今日は出場機会の少ない選手たちと一緒にそれを見せられたと思う」とラモスは危機を払拭する勝利を喜んでいる。
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