「スシ・トランスファー」は異国への冒険?
『ビルト』電子版は、3月5日付の「ポルディが日本に行く!」という記事で、「ポルディ自身にとってアジアへの冒険は巨大な取引である」と記している。ここでも移籍金額が紹介され、800万ユーロの年俸が手取りであることが強調されている。
また、『ビルト』電子版は、神戸からケルンまでの最短直線距離(9232キロ)が、イスタンブールからのそれ(2015キロ)の4倍以上であることも紹介した。
15年7月、ドルトムントがアジアツアーを慣行した際に、『キッカー』紙が日本を含むアジアを「まるで違う惑星のような」と形容したが、多くのドイツ人にとって日本は極東の異世界だ。日本人がサッカーを観ることを知らない人もいるくらいである。
つまり「スシ・トランスファー」とは、遥か彼方の異国への新しい冒険であり、そうであるが故に理解し難い部分もある移籍…という意味合いもあるのかもしれない。