香川真司【写真:Getty Images】
ボルシア・ドルトムントの香川真司は、現地時間4日に行われたブンデスリーガ第23節のレバークーゼン戦に73分から途中出場した。
最近は元々の持ち味である攻撃だけでなく、守備でも力を発揮できるようになった香川。チーム内で厳しい立場にあるが、コンディションは上向きで、苦手を克服しつつある。
本人も「守備のところの体の寄せ方、体のバランスは、意識してトレーニングしている。課題だった寄せであったり、スピードを落とさずにボールを取りに行くという意味では、体のバランス的にも、しっかりとトレーニングして、修正できている」と手応えを感じている。
一時期は右足首の負傷の影響もあってコンディションを落としていたものの、今ではかなり激しく相手のボールホルダーに寄せていく姿も見られるようになった。そのわけは「体のバランス」を意識した個人トレーニングにあったようだ。
「プレスのときに体が浮いたり、ブレたりする場面が結構あった。そのブレをなくすためにトレーニングしている。いい成果が出ていると思っている」
「特に今年に入ってから、体の使い方であったり、体重移動であったりを上手く修正しつつある。それが攻撃に出ればまた一歩に繋がるし、シュートのところの踏ん張る力だったり、ドリブルの時のバランスを崩さない力だったり、変な力が入らないようにできる。(自分のバランスを意識した)トレーニングはいい傾向にあると思っている。結果を残せれば、より手応えとして残っていくと思う」
香川は徐々に本来の姿を取り戻しつつある。今月末には日本代表戦も控えており、今後はより進化した姿を見られるかもしれない。
(取材:本田千尋【ドルトムント】、文:編集部)
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