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【ワースラント＝ベベレン 2-3 ヘント　ジュピラープロリーグ第29節】

　ベルギー・ジュピラープロリーグ（1部）第29節が現地時間4日に行われ、久保裕也が所属するヘントはアウェイでワースラント＝ベベレンと対戦した。

　ヘント移籍からわずか1ヶ月ほどで主力に定着した久保は、6試合連続の先発出場を果たした。2試合連続ゴールを狙い3-4-2-1の2シャドーの一角に入る。

　試合に動きがあったのは17分、ワースラント＝ベベレンのデ・シュッターがヘントのマトンに危険なタックルを見舞い、レッドカードを提示されて一発退場。ヘントは早い時間帯に数的有利を手にした。

　それでも先制したのはホームで10人になったワースラント＝ベベレンだった。28分、中盤でボールを奪って左に展開すると、ランジルの折り返しにマイニーが詰めてヘントのゴールネットを揺らした。

　1人多い中で失点したしまったヘントは42分、カルーが右サイドからクロスを上げ、中央でペルベがヘディングシュート。これがゴールに突き刺さり前半のうちに追いつくことに成功した。

　1点を返したヘントだったが、すぐに勝ち越しゴールを許してしまう。45分、ワースラント＝ベベレンはコーナーキックのこぼれ球をマイニーが拾い、そのまま持ち込んで右足一閃。抑えの効いたミドルシュートはゴール左隅に吸い込まれた。

　後半、ヘントは同点ゴールを演出したコンビが再び輝く。57分、カルーが右サイドをドリブルで深くまでえぐり、グラウンダーのパスで折り返すと、ゴール前にペルベが詰めて至近距離からシュート。再び追いつき試合を振り出しに戻す。

　数的有利のヘントはさらに畳み掛ける。74分、ペナルティエリア手前でボールを受けた久保が巧みなタッチで相手を外してシュート。コントロールされたボールはゴール右隅に収まり、2試合連続の移籍後4点目を挙げた。

　直後の75分には2ゴールを奪っていたマイニーがGKと1対1の場面を迎えるが、ヘントの守護神カリニッチが体を張って立ちはだかる。その後も得点を許さず試合終了となった。

　優勝決定プレーオフ進出を目指すヘントは、10人の相手に苦しみながら3-2で逆転勝ちし、前節から2連勝。6位のシャルルロワがコルトワイクと引き分けたため7位のまま順位は変わらないが、プレーオフ圏内に勝ち点差1ポイントまで迫り、今後に望みをつないでいる。

【得点者】
27分 1-0 マイニー（ワースラント＝ベベレン）
42分 1-1 ペルベ（ヘント）
45分 2-1 マイニー（ワースラント＝ベベレン）
57分2-2 ペルベ（ヘント）
74分 2-3 久保裕也（ヘント）

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【了】