長友、本田、香川(左から)は所属クラブで出場機会に恵まれない日々が続く【写真:Getty Images】
日本代表を長く支えてきた重鎮たちが苦しいシーズンを過ごしている。本田圭佑、香川真司、長友佑都の3人は今週末もベンチスタートが濃厚だ。
現地時間4日にホームでキエーボと対戦するミランは、これまで通り前線のメンバーを固定して戦うと見られる。伊紙『ガゼッタ・デッロ・スポルト』による予想スタメンは以下の通り。
GK:ドンナルンマ
DF:デ・シリオ、ロマニョーリ、パレッタ、バンヒオーニ
MF:ソサ、ロカテッリ、ベルトラッチ
FW:スソ、バッカ、デウロフェウ
冬にエバートンから加入したジェラール・デウロフェウがヴィンチェンツォ・モンテッラ監督の信頼をつかみ、攻撃の核であるスソも健在。ミランではウィングが主戦場になる本田が入り込める隙は少ない。今節も後半途中からの出場に望みをかけることになる。
ボルシア・ドルトムントは現地時間4日にレバークーゼンと激突する。先月28日に予定されていたドイツ杯の試合がピッチコンディション不良により中止になったため、その試合でスタメン予定だったメンバーがそのままスライドするかと見られたが、ブンデスリーガ公式サイトの予想は全く違っていた。
GK:ビュルキ
DF:ピシュチェク、ソクラティス、バルトラ、シュメルツァー
MF:ヴァイグル、カストロ、ゲレイロ
FW:デンベレ、ロイス、オーバメヤン
中止になったシュポルトフロインデ・ロッテ戦は3-5-2で臨むことが予想されていたが、上記のメンバーであれば4-3-3あるいは4-1-4-1が基本になるだろう。香川の名前は予想スタメンの中になく、ベンチスタートになると見られる。
インテルは現地時間5日にアウェイでカリアリと対戦する。前節ローマ戦に先発出場が予想されていた長友は結局ベンチから試合を眺めることになり、ステファーノ・ピオリ監督の采配が批判を浴びていた。
しかし、結局今週も長友はベンチスタート濃厚だ。伊紙『ガゼッタ・デッロ・スポルト』によるカリアリ戦の予想スタメンは以下の通り。
GK:ハンダノビッチ
DF:ムリージョ、メデル、ミランダ
MF:カンドレーバ、ガリアルディーニ、コンドグビア、ダンブロージオ、バネガ、ペリシッチ
FW:イカルディ
引き続き3-4-2-1の採用が予想されるインテルにおいて、長友が起用される可能性があるのは左ウィングバックとなる。右サイドはアントニオ・カンドレーバが不動のため、左サイドは長友のほか、クリスティアン・アンサルディ、ダビデ・サントン、ダニーロ・ダンブロージオの4人で争う。
今節は右が本職のダンブロージオが左で先発起用される見込みで、安定感を欠くアンサルディや指揮官の信頼を失ったサントンは長友とともにベンチに控える。
まもなくロシアW杯アジア最終予選が再開する。日本代表にとって不可欠な存在である本田、香川、長友の3人は所属クラブで出場機会に恵まれない現状を打破できるか。このままでは代表招集にも影響を及ぼしかねない。
【了】