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香川真司 8年前

香川に先発のチャンス到来。ドルト、「幾分かの新鮮さ」とともに難敵レバークーゼンに挑む

text by 本田千尋 photo by Getty Images

香川には絶好のチャンスか。「新鮮さ」がヒントに

香川真司
香川真司にチャンス到来。今後に向けてアピールなるか【写真:Getty Images】

 レバークーゼン戦で、香川に出場機会は巡ってくるだろうか。そこで参考になりそうなのが、28日に中止となったロッテ戦の先発メンバーである。

 幻に終わった先発メンバーは、以下のとおり。

【GK】ビュルキ
【DF】ゲレイロ、シュメルツァー、バルトラ、ピシュチェク、ドゥルム
【MF】バイグル、カストロ、香川真司
【FW】オーバメヤン、ロイス

 25日のフライブルク戦からの変更点は、2つある。ひとつはマルセル・シュメルツァーが先発に戻ったこと。そしてもうひとつは、1月21日のブレーメン戦以来、香川が再び先発に入ったことだ。

 シュメルツァーは左SBのポジションで何度も先発を飾ってきた。そう考えれば、トゥヘル監督がロッテ戦の前日会見で「幾分か新鮮さを持ち込む可能性はある」と言及した「新鮮さ」とは、香川のことだったのである。

 もちろん相手は3部のクラブなので、テストの意味合いもあっただろう。しかし香川以外の選手たちを見渡せば、例えば18歳のブルニッチがデビューした2月11日のダルムシュタット戦とは打って変わって、一切手を抜くことのない、ほぼベストのメンバーである。一発勝負のカップ戦をきっちり勝ち抜くためのメンバーとも言える。

 ロッテ戦の先発に入ったことは、香川がこれまでも口にしてきたように、練習からいい準備が出来ておりコンディションが上がっていることの証左とも言えるだろう。

 しかしレバークーゼンは、ロッテとはレベルが違う。トゥヘルの言うところの「限界に達したときのみ勝利することができる」チームだ。香川が幻のロッテ戦に続いて、レバークーゼン戦でも先発メンバーに名を連ねるかどうかは、よりコンディションが上がっているかどうかしだい、といったところだろうか。

 いずれにせよ、ベンチ入りして、出場機会が巡ってくることは間違いなさそうだ。

(取材・文:本田千尋【ドルトムント】)

【了】

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