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頭部強打のトーレスが退院。「誰にでも起こること」と相手選手を気遣う

text by 編集部 photo by Getty Images

フェルナンド・トーレス
アトレティコ・マドリーのフェルナンド・トーレス【写真:Getty Images】

 試合中のプレーで頭を強打し、状態が心配されたアトレティコ・マドリーの元スペイン代表FWフェルナンド・トーレスは、一夜明けた現地時間3日午前に病院を退院することができた。スペイン紙『マルカ』などが伝えている。

 トーレスは2日に行われたリーガエスパニョーラ第25節のデポルティボ戦で、相手選手の背後からのタックルを受けて激しく転倒。頭部を強打し、一時は意識不明に陥った。その後意識を取り戻し、病院に搬送された同選手は、一晩を入院して過ごすことになった。

 クラブは3日朝に、トーレスが無事に退院したことを発表している。「素晴らしいニュース! フェルナンド・トーレスはすでに医師からの許可が下り、病院を出ることができた」とツイッターの公式アカウントで投稿した。

 病院で報道陣に元気な姿を見せたトーレスは、「救急車で意識を取り戻した。幸い大したことはなかったよ」とコメント。頭を打ったプレーの「直前までしか覚えていない」としながらも、「数年前には代表チームで同じようなことがあったが、前後の数時間のことを何も覚えていなかった。今回の方が軽かったね」と話している。

 トーレスが触れている代表チームでの負傷は、2011年8月に行われたイタリア代表との親善試合でのものだった。試合序盤に頭を打って交代を余儀なくされたトーレスは脳震とうと診断されていた。

 トーレスはまた、転倒に繋がるタックルを食らわせたデポルティボのMFアレックス・ベルガンティニョスのことを気遣っている。「昨日はアレックスだったが、サッカーではこういうこともある。誰にでも起こり得ることだ」と語った。

 復帰の見通しについては、「2日ほどでチームメートと一緒に練習できるだろう」とトーレスはコメント。中2日で5日に開催される次節のバレンシア戦に出場するのは難しいかもしれないが、早期のプレー再開に意欲を見せている。

【了】

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