韓国サッカー協会のチョン・モンギュ会長【写真:Getty Images】
韓国サッカー協会のチョン・モンギュ会長は、2030年のサッカーワールドカップ(W杯)を韓国と北朝鮮、日本、中国の“4ヶ国開催“の形で開催することを目指して招致を行っていく意志を明らかにした。韓国大手ポータルサイト『NAVER』が2日に伝えている。
国際サッカー連盟(FIFA)のジャンニ・インファンティーノ会長は先日、2026年以降のW杯について、複数国での共催を奨励する意向を示していた。「2つか3つ、4つの国で共催」することが想定され、「近隣国で開催するのが理想的だ」と同会長は話していた。
このFIFAの意向も受け、チョン・モンギュ会長は東アジア4ヶ国での共催という仰天のプランを推し進めようとしているのだという。2日にソウルW杯スタジアムで開催されたセレモニーに出席し、その意向を明らかにした。「最近FIFAは、2026年と2030年のW杯を複数国で共催することを決めた。韓国と北朝鮮だけでなく、中国と日本もW杯を共催することを私は望んでいる。2030年大会を招致したい」と話している。
2002年W杯は日本と韓国の2ヶ国開催として行われ、現時点では唯一W杯が複数国で共催された例となっている。それから28年を経て、複雑な国際関係にある4ヶ国で再びサッカー界の最大のイベントを開催するという衝撃のプランが実現する可能性はあるのだろうか。
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