長期的なビジョンを持ち下部組織の充実を!
松木「例えば今、強いチームとそうでないチームの大きな差は、そのチームでお金が無いときにそのチーム内で人材育成ができるかどうかということだと僕は思ってる。だから、今、スペインではその人材育成のところに下の世代を育てる一つの機構を作った、とダバディさんがおっしゃったけども、やっぱりそこだと思う」
ダバディ「それが出来ないのが中国(スーパー)リーグであって、トルシエ監督がおよそ四年間いたんですけど、新しいスポンサーが付く、お金が入る、そうするとすぐにキラキラした買い物をして、何もインフラのことやっていない! 育成もやってない」
JOY「目の前の良い選手を取るようなことしかやってないってことですよね。ユースを育てたりとかも」
ダバディ「…が無いから、僕は中国が将来的に怖いとあんまり思わないしね」
松木「中国って携帯電話とかコンピューターとかがすごく早くから普及したけども、肝心な電気とか電話が通じていないっていう場所もあるぐらいに広いところだから……。まずそこからやってくださいよってところなんだよね」
JOY「小さなところを飛ばしてしまうんでしょうね。確かに、未来を考えた、ユースや育成への投資とかってところなんですかね」
松木「結局Jリーグ始まった頃も、例えばサテライトリーグとかね。目標はトップチームに入る選手をどうやって上に押し上げていくかということだったけれど、志半ばで途中で良い選手が出てこないからやめた、いうようなことになってしまった」