コンディションは上向き。終盤戦の先発奪還なるか
週末4日にはホームでレバークーゼン戦、そして8日にはCL決勝ラウンド1回戦2ndレグのベンフィカ戦が同じくホームで控えている。過密日程が続くことを考えても、“準ホーム”で戦えることは、ドルトムントにとって好都合と言えるだろう。ロッテのスタジアムの収容人数は10,059人と少ない。アウェイの雰囲気もほとんど感じられないのではないか。
11日のヘルタ・ベルリン戦まで続く連戦の中で、ピークはCLのベンフィカ戦になるだろう。そのため、ロッテ戦ではローテーションが組まれるかもしれない。27日の前日会見で、トゥヘル監督は「メンバーについて我々はまだ最後の細かい部分まで決めていない。ただ幾分か新鮮さを持ち込む可能性はある」と述べている。
香川には、ヴォルフスブルク戦やフライブルク戦に比べてもう少し長い出場時間が与えられるのではないだろうか。コンディションは上向いており、トゥヘル監督も、途中出場となったフライブルク戦では[5-2-1-2]のトップ下で起用するなど、香川を再びオプションとして考え始めた“フシ”もある。
何よりロッテは、前述のとおり与し易い相手だ。昨年8月に行われた1回戦で4部所属アイントラハト・トリアーを相手に2ゴールを決めたように、リーグ終盤戦の先発奪還に繋がるようなインパクトを残したいところだ。
(取材・文:本田千尋【ドルトムント】)
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