市場価値は香川の3分の1。3部のロッテ戦、アウェイでも移動の負担なし
インパクトを残せるか。2017年2月28日のDFBポカール準々決勝、ボルシア・ドルトムントはアウェイでシュポルトフロインデ・ロッテと戦う。
ドルトムントにとっては恵まれた対戦となった。ロッテは現在3部所属のチーム。他の対戦カードを見てみると、ハンブルガーSV対ボルシアMGやバイエルン・ミュンヘン対シャルケといったように、1部所属のクラブ同士が潰し合う準々決勝らしい気の抜けないカードとなった。
もちろん3部所属のチームが相手とは言え、一発勝負のカップ戦なので油断することはできない。それでもロッテは、現在3部で7位である。
移籍市場専門サイト『トランスファーマルクト』によれば、ロッテの合計市場価値は448万ユーロ(約5億3300万円)。ドルトムントの合計市場価値は3億7835万ユーロ(約450億2360万円)。その差は歴然としている。
ちなみに同サイトによる香川真司の市場価値は1300万ユーロ(約15億4700万円)。ロッテの全選手を合わせた市場価値は、およそ香川のそれの3分の1ということになる。
また、地理的にも好条件だ。ロッテはドルトムント同じくノルトライン=ヴェストファーレン州に属する。移動の負担はほとんどない。試合当日、ドルトムントはクラブハウスのあるブラッケルの練習場でもう1度トレーニングを行ってから、現地に移動するのだという。