長友佑都【写真:Getty Images】
インテルのDF長友佑都は、現地時間26日に行われたセリエA第26節のローマ戦でも出番がなかった。ステファノ・ピオリ監督は、このメンバー選びに後悔がないと語っている。
前節ボローニャ戦でDFミランダが警告を受けたため、インテルはローマ戦で同選手を出場停止で欠くことになった。これを受けて、インテルはローマ戦で左サイドに長友を起用するのではないかと報じられていたが、フタを開けてみれば長友はベンチスタートで、結局最後まで出番は訪れていない。
27日付の伊紙『ガゼッタ・デッロ・スポルト』は、3バックではなく4バックを採用すべきだったと指摘した。DFのダニーロ・ダンブロージオがモハメド・サラーに引っ張られてサイドに出る状況が長く続いたことやMFマルセロ・ブロゾビッチが消えていたことに触れて、ブロゾビッチを外して長友かクリスティアン・アンサルディを起用した方が良かったとしている。
こういった疑問の声は『ガゼッタ』以外からも出ている。ピオリ監督は試合後、伊メディア『Rai』のインタビューに応じ、再戦しても同じメンバーを選ぶかと問われると、「イエスだ。私はローマ戦に最も適したと思うメンバーを出した。ロングボールで相手の裏を狙う形を想定したが、ほかの局面でもっとやるべきだったし、もっとサイドをいかすべきだったとも思う」と述べている。
ミランダの出場停止、ローマの右サイドを務めるサラーのスピード…。長友にとってはアピールの好材料がそろったかに思われたが、現時点で指揮官の評価は周囲が考える以上に厳しいのかもしれない。
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