バイエルン・ミュンヘンのアリエン・ロッベン【写真:Getty Images】
バイエルン・ミュンヘンのオランダ代表FWアリエン・ロッベンは、現時点で中国に移籍することは考えていないとしながらも、将来に向けて可能性を完全に否定することは避けた。26日付の独紙『キッカー』が同選手のコメントを伝えている。
この冬の移籍市場でも多くのスター選手たちが中国へ移籍したことが大きな話題となったが、ロッベンはそういった選手たちの決断に苦言を呈していた。中国へ行くことは「キャリア終了を認めることを意味する」と母国オランダのラジオに語り、自身も中国から「今の6倍の報酬」のオファーを受けていたが断ったと明かしている。
1月にバイエルンとの契約を2018年夏まで延長したロッベンは、巨額の報酬を理由に中国行きを選ぶことはないという姿勢を変えてはいない。「お金については考えない。僕はいつもスポーツ面の理由で決断を下してきたし、最後までそうするつもりだ」と述べ、「現時点で、中国は僕にとってテーマになることではない。中国へ行く可能性はごくわずかだ」と移籍の可能性を否定している。
だが、「キャリア終了」とまで言っていた中国でプレーすることも絶対にあり得ないわけではないかもしれない。「2018年にはあらゆることが起こり得る。キャリアにおいてはどんなことも可能性を排除すべきではないということも学んだ」とロッベンは述べ、現役引退も含めて全くの未定だと主張。「中国ではすごく大きなお金が動いていて、選手たちに(移籍について)考えることを強いている」と中国への関心も示唆している。
2009年からバイエルンでプレーしてきたロッベンは、2018年までの契約を終える時には34歳となる。キャリアを終える前に他の場所でプレーすることもあるのだろうか。
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