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マンU、リーグ杯制覇でモウリーニョ新時代へ。勝負を決めたイブラの力。吉田は初の戴冠ならず

現地時間26日、イングランドサッカーの聖地であるウェンブリーでイングランドフットボールリーグカップのファイナルが行われた。マンチェスター・ユナイテッドとサウサンプトンの対戦は、ズラタン・イブラヒモビッチの2ゴールもあり、ユナイテッドが通算5度目の優勝を飾った。ジョゼ・モウリーニョ監督就任後初のタイトルになった。果たしてモウリーニョ体制下でユナイテッドはいくつトロフィーを掲げることになるのだろうか。(文:小澤亮太)

text by 小澤亮太 photo by Getty Images

聖地ウェンブリーでの決勝。吉田麻也もスタメン出場、大会のベストイレブンに

吉田
先発出場したサウサンプトンの吉田麻也【写真:Getty Images】

 イングランドサッカーの聖地ウェンブリー・スタジアムは最寄り駅から一直線。スタジアムにかかるアーチが目を引く芸術的なデザインだ。1966年自国開催のワールドカップで優勝を果たしたときのキャプテンであるボビー・ムーアの像が迎えてくれる。

 そのウェンブリー・スタジアムで行われた今シーズンのイングランドフットボールリーグカップ決勝はマンチェスター・ユナイテッドとサウサンプトンの顔合わせに。試合は3-2でユナイテッドが勝利し、通算5度目の優勝を飾った。

 ユナイテッドはアウェイで戦ったヨーロッパリーグ(EL)ラウンド32セカンドレグのサンテティエンヌ戦から中3日。攻撃の軸となっていたヘンリク・ムヒタリアンが負傷し、ベンチ入りすることはできなかった。同じく出場が危ぶまれていたマイケル・キャリックは症状が軽くベンチ入り。

 一方の“セインツ”(サウサンプトンの愛称)は冬の移籍市場で加入し、絶好調のマノロ・ガッビアディーニが3トップの中央で先発。日本代表の吉田麻也もセンターバックのポジションでスタメン出場を果たした。今大会ここまで5試合でサウサンプトンは無失点。全試合で吉田はフル出場していた。その活躍が評価され、試合前に公式HPで発表された大会ベストイレブンに選出された。

 冬の移籍市場でキャプテンのジョゼ・フォンテがウェストハムへと移籍し、フィルジル・ファン・ダイクが負傷離脱しているサウサンプトンにおいて、吉田の存在感は高まっている。前節まででプレミアリーグ13位であるが、上位進出には吉田の活躍が必要不可欠と言えるだろう。

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