聖地ウェンブリーでの決勝。吉田麻也もスタメン出場、大会のベストイレブンに
イングランドサッカーの聖地ウェンブリー・スタジアムは最寄り駅から一直線。スタジアムにかかるアーチが目を引く芸術的なデザインだ。1966年自国開催のワールドカップで優勝を果たしたときのキャプテンであるボビー・ムーアの像が迎えてくれる。
そのウェンブリー・スタジアムで行われた今シーズンのイングランドフットボールリーグカップ決勝はマンチェスター・ユナイテッドとサウサンプトンの顔合わせに。試合は3-2でユナイテッドが勝利し、通算5度目の優勝を飾った。
ユナイテッドはアウェイで戦ったヨーロッパリーグ(EL)ラウンド32セカンドレグのサンテティエンヌ戦から中3日。攻撃の軸となっていたヘンリク・ムヒタリアンが負傷し、ベンチ入りすることはできなかった。同じく出場が危ぶまれていたマイケル・キャリックは症状が軽くベンチ入り。
一方の“セインツ”(サウサンプトンの愛称)は冬の移籍市場で加入し、絶好調のマノロ・ガッビアディーニが3トップの中央で先発。日本代表の吉田麻也もセンターバックのポジションでスタメン出場を果たした。今大会ここまで5試合でサウサンプトンは無失点。全試合で吉田はフル出場していた。その活躍が評価され、試合前に公式HPで発表された大会ベストイレブンに選出された。
冬の移籍市場でキャプテンのジョゼ・フォンテがウェストハムへと移籍し、フィルジル・ファン・ダイクが負傷離脱しているサウサンプトンにおいて、吉田の存在感は高まっている。前節まででプレミアリーグ13位であるが、上位進出には吉田の活躍が必要不可欠と言えるだろう。