横浜FCの三浦知良【写真:Getty Images】
横浜FCに所属する“カズ“ことFW三浦知良は、26日に行われたJ2開幕戦の松本山雅FC戦に先発で出場し、50歳の選手として史上初めてJリーグのピッチに立った。海外の各国メディアもこの偉業を伝えている。
プロ選手として32年目のシーズンを迎えたカズは、奇しくも50歳の誕生日に行われた松本山雅戦に先発して65分間プレー。自身の保持するJリーグ最年長記録をさらに更新した。
世界でもほとんど例のない50歳のプロサッカー選手には、海外メディアも注目している。英『スカイ・スポーツ』や仏『レキップ』、スペイン『ムンド・デポルティーボ』など各国主要メディアがカズの記録達成をこぞって報道。「60歳までプレーしたい」という試合後の発言も盛んに伝えられている。
伊紙『ラ・スタンパ』は、かつてカズがイタリアでプレーした経歴などとともに詳細な記事を掲載している。ユベントスのマッシミリアーノ・アッレグリ監督やリバプールのユルゲン・クロップ監督、イタリアのレジェンドであるロベルト・バッジョ氏などと同じ1967年生まれのカズが「まだプレーしている」という事実の驚きを伝えた。
カズは「日本のレジェンド」として各国で伝えられ、「キング・カズ」という愛称も広く用いられている。松本山雅戦の前には国際サッカー連盟(FIFA)も公式サイトで特集を組み、「不屈のベテラン」としてその経歴を紹介していた。プロ化以前から日本サッカーを牽引してきたカズは、今後も世界を驚かせ続けていくことになりそうだ。
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