レアル・マドリーがビジャレアルに勝利【写真:Getty Images】
【ビジャレアル 2-3 レアル・マドリー リーガエスパニョーラ 第24節】
スペイン・リーガエスパニョーラ第24節が現地時間の26日に行われ、レアル・マドリーはアウェイでビジャレアルと対戦した。
ミッドウィークに行われた延期分のバレンシア戦で痛恨の敗戦を喫したマドリーは、負傷から復帰したベイルが約3ヶ月ぶりに先発で出場。C・ロナウド、ベンゼマとの”BBC”が揃って先発するのは約4ヶ月ぶりとなった。
だが今季リーガ最小失点の堅守を誇るビジャレアルはマドリーの強力攻撃陣を自由にさせず、逆に相手ゴールを脅かしていく。わずかにゴール左に外れたドス・サントスのシュートや、決定的な形で左からのクロスに合わせたサム・カスティジェホのボレーなどで先制点に迫った。
24分にはマルセロのクロスにベンゼマが飛び込んだが、枠を捉えたボールをGKアセンホがファインセーブ。このプレーで負傷したアセンホがプレー続行不可能となるアクシデントもあったが、ビジャレアルは優勢に試合を進めつつ前半を0-0で折り返した。
前半からの良い流れを維持するビジャレアルは、後半立ち上がりの50分には先制点を奪う。サム・カスティジェホが頭で折り返したボールをトリゲロスが右足で蹴り込んだ。さらにその6分後、ブルーノ・ソリアーノのパスで抜け出したバカンブが再びGKナバスを破って差を2点に広げる。
連敗の危機に立たされたマドリーだが、2点目を奪われたあとイスコを投入すると流れが変わる。61分にC・ロナウドのボレーが右ポストを叩いたのに続き、64分にはカルバハルのクロスにベイルがヘディングで合わせたゴールで1点差に。
さらにその数分後、クロースのシュートのこぼれ球がブルーノの腕に当たったとしてマドリーにPKの判定。スロー映像ではボールは肩に当たっていたようにも見え、ビジャレアルは激しく抗議したが判定が覆ることはなく、C・ロナウドがPKを確実に決め同点に追いついた。ビジャレアルのエスクリバ監督は抗議により退席処分を下されている。
息を吹き返したマドリーは83分、またも選手交代が的中して逆転のゴールを奪った。イスコのボール奪取からマルセロがクロスを上げると、モラタが頭で合わせて今季8点目のゴール。後半に入ってから2点ビハインドを背負ったマドリーが試合をひっくり返した。
そのまま3-2で試合を終えたマドリーは、暫定首位に浮上していたバルセロナを抜き返して首位をキープ。1試合を多く残した状態で2位バルサを1ポイントリードしている。
【得点者】
50分 1-0 トリゲロス(ビジャレアル)
56分 2-0 バカンブ(ビジャレアル)
64分 2-1 ベイル(レアル・マドリー)
74分 2-2 C・ロナウド(レアル・マドリー)
83分 3-2 モラタ(レアル・マドリー)
【了】