ミランのジャンルイジ・ドンナルンマ【写真:Getty Images】
ミランのGKジャンルイジ・ドンナルンマは、2月25日に18歳の誕生日を迎えた。イタリアで“成人“とされる年齢にようやく達した同選手は、すでにこの年齢としては驚異的なほどの実績を積み重ねてきた。
2013年にミランの下部組織に加入したドンナルンマは、2015年10月25日のサッスオーロ戦でトップチームにデビュー。16歳242日でのセリエAデビューは、GKとしては歴代2番目の年少記録となった。
ドンナルンマはそのままミランの正守護神の座を確保し、現在に至るまでミランのリーグ戦全試合に先発出場を続けてきた。昨シーズンに一度負傷での途中交代があったのを除けば全てフル出場しており、今季は全試合フル出場を続けている。
18歳の誕生日を迎えた時点で、欧州主要リーグでこれほどの試合出場数を記録していた選手は少ない。伊メディア『スカイ・スポーツ』は、イタリアや他国のスター選手たちの同時点での記録を紹介している。ユベントスのGKジャンルイジ・ブッフォンは17歳で衝撃的なデビューを飾ったが、18歳の誕生日時点での出場数は20試合でしかなかったという。
イタリアで唯一ドンナルンマを上回る出場数を記録していたのは、1959年に15歳288日でデビューしたジャンニ・リベラ氏。1シーズン目にプレーしたアレッサンドリアと、翌年移籍したミランで、18歳になるまでに計56試合に出場していた。
だがイタリア以外ではそれをさらに上回る記録もある。現在エバートンで活躍するベルギー代表FWロメル・ルカクは、アンデルレヒトで18歳の誕生日を迎えるまでに71試合に出場し31ゴールを記録していた。16歳10ヶ月の時点でベルギーリーグ得点王にも輝いている。
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