サウサンプトンの吉田麻也【写真:Getty Images】
サウサンプトンがマンチェスター・ユナイテッドのFWズラタン・イブラヒモビッチを止められるかどうかの鍵は、DF吉田麻也とジャック・スティーブンスのCBコンビの間の“距離“にあるかもしれない。24日付の英紙『ザ・サン』が、現役時代にサウサンプトンでもプレーした元DFのダニー・ヒギンボサム氏による戦術分析を伝えている。
サウサンプトンとユナイテッドは、現地時間26日にロンドンのウェンブリー・スタジアムで行われるリーグ杯決勝で対戦する。サウサンプトンが勝利を収めるためには、最近もヨーロッパリーグでハットトリックを達成するなど好調なイブラヒモビッチを抑える必要がありそうだ。
ジョゼ・フォンテがウェスト・ハムへと移籍し、フィルジル・ファン・ダイクが負傷で離脱しているサウサンプトンでは、吉田とスティーブンスがここ数試合のCBコンビに起用されている。だがヒギンボサム氏は、2人の間に存在する“隙間“を埋めなければ大きなトラブルを招くことになると述べている。
今月4日に行われたウェスト・ハム戦でのサウサンプトンの選手たちの平均ポジションをもとに、2人の間の距離は遠すぎるとヒギンボサム氏は指摘。FWアンディ・キャロルに決められた同点ゴールもそこを突かれたものであり、ユナイテッド戦では修正が必要だと論じた。
クロード・ピュエル監督は25日の会見で、イブラヒモビッチの活躍を称賛しながらも、「私は選手たちに自信を持っている。私のチームのどの選手もイブラヒモビッチと戦うことができる。彼のことはよく知っているし、良い答えを出すことができるだろう」とコメント。ユナイテッドの最大の脅威に対処することは可能だと主張している。
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