リバプールのユルゲン・クロップ監督【写真:Getty Images】
リバプールのユルゲン・クロップ監督は、レスター・シティのクラウディオ・ラニエリ監督が解任されたことを、昨年世界を騒がせた2つの出来事と比較している。24日付の英紙『テレグラフ』など複数メディアが会見でのコメントを伝えた。
レスターは現地時間の23日にラニエリ監督の解任を発表した。今季プレミアリーグでは降格圏間際の17位に低迷しているとはいえ、昨シーズンの降格候補だったレスターをリーグ制覇へ導いた指揮官が解任されたことは、周囲に大きなショックをもたらしている。
クロップ監督は、ラニエリ監督の解任について「驚いてはいない」としながらも、その理由はサッカー界以外でも奇妙なことが相次いでいるためだと述べた。「2016/17年にはいくつか奇妙な決定があったよ。ブレグジット(EU離脱)、トランプ、ラニエリだ」とコメント。レスターの監督解任は、昨年夏の国民投票で英国のEU離脱が決定されたことや、米国のドナルド・トランプ大統領当選に並ぶほど理解しがたいことだと話している。
現地時間27日に行われるプレミアリーグ第26節では、監督不在となったレスターはリバプールと対戦する。ラニエリ監督のアシスタントだったクレイグ・シェイクスピア氏が暫定的に率いるチームについて、「何も変わることはないだろう。少し状況が異なるだけだ」とクロップ監督は述べている。
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