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2017年J初ゴールはバブンスキー。横浜FMが浦和との打ち合いを3-2で制す

text by 編集部 photo by Getty Images

横浜FM対浦和
横浜F・マリノスと浦和レッズが対戦【写真:Getty Images】

【横浜F・マリノス 3-2 浦和レッズ J1 第1節】

 明治安田生命J1リーグ第1節が25日に行われ、横浜F・マリノスと浦和レッズが対戦した。

 2016シーズンを年間総合勝ち点首位で終えながらも、チャンピオンシップ決勝で敗れて年間王者の座を逃す悔しさを味わった浦和。AFCチャンピオンズリーグ(ACL)との兼ね合いで過密日程を強いられているが、そのACL初戦で快勝を収めた勢いをリーグ開幕戦に繋げたいところだった。

 一方の横浜FMは中村俊輔らがチームを去り、大幅にメンバーを若返らせて心機一転のシーズンとなる。新外国人のデゲネクとバブンスキーや、中村の“10番“を受け継いだ新キャプテンの齋藤らが先発に顔を並べる。

 開始4分、横浜FMはバブンスキーが良い位置でボールを奪ってカウンターに転じ、左サイドの齋藤へ展開。折り返しを受けたバブンスキーのシュートがGK西川を脅かす決定機を生み出す。対する浦和もその2分後、宇賀神のクロスから青木のヘッドがGK飯倉の好セーブに阻まれた。

 ボールを支配する浦和に対し、サイドからの速い攻撃を狙っていく横浜FMは、13分にその狙い通りの形で先制することに成功。齋藤が左サイドから長い距離をドリブルで持ち込んでエリア手前へグラウンダーのボールを送ると、バブンスキーが最初のチャンスと同じような形を今度は逃さず。丁寧にコースを狙ったシュートで2017年のJリーグ初ゴールを記録した。

 浦和も39分の柏木のシュートなどで反撃を試みるが実らず。1点差で折り返した後半、51分には宇賀神の突破から興梠を経由して新戦力ラファエル・シルバが絶好のチャンスを迎えるが、これも右ポストを叩いて惜しくもゴールラインを割らない。

 だが齋藤が1対1の形を西川に止められて追加点を逃した直後の63分、浦和に同点のゴールが生まれる。交代で入ったばかりの関根が右サイドからクロスを入れると、R・シルバの胸トラップで浮いたボールが松原の頭上を抜く形となり、落ち際に冷静に合わせたシュートで飯倉を破った。さらにそのわずか2分後、柏木からのロングボールにR・シルバが頭で合わせて逆転のゴールも奪う。

 立て続けの2ゴールで浦和がスコアをひっくり返したが、横浜FMもそのままでは終わらない。71分にもう一人の新外国人選手ウーゴ・ヴィエイラを投入すると、86分にはそのウーゴが天野の左CKにニアで合わせたヘディングを叩き込んで同点に。

 アディショナルタイムに入って両チームがゴールに迫るオープンな展開となったが、最後に勝負を物にしたのは横浜FM。先制点と同じく10番齋藤が左サイドから突破を仕掛け、中央へ入れたボールに合わせたのは前田。3-2の再逆転弾を叩き込み、シーソーゲームを制した横浜FMが白星で2017年をスタートさせた。

【得点者】
13分 1-0 バブンスキー(横浜FM)
63分 1-1 ラファエル・シルバ(浦和)
65分 1-2 ラファエル・シルバ(浦和)
86分 2-2 ウーゴ・ヴィエイラ(横浜FM)
90+2分 3-2 前田直輝(横浜FM)

【了】

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