クラウディオ・ラニエリ監督【写真:Getty Images】
プレミアリーグ優勝監督は、長くチームにとどまることができないのだろうか。少なくとも、近年そのような傾向があることは確かだ。
レスター・シティは現地時間23日、クラウディオ・ラニエリ前監督を成績不振で解任した。同指揮官は昨シーズン、クラブを奇跡のプレミアリーグ優勝に導いている。
現在首位を快走するチェルシーのアントニオ・コンテ監督は24日、プレミアリーグ優勝という「夢を達成できるなら、リスクに直面する覚悟はある」と冗談を交えて話していた。
実際、プレミアリーグで優勝した監督は長く同じチームにいないのがトレンドだ。
16年にレスターを優勝に導いたラニエリは解任された。15年はチェルシーが優勝したが同年12月にジョゼ・モウリーニョ現マンチェスター・ユナイテッド監督がクラブを去っている。
14年のプレミアリーグを制したマンチェスター・シティは、ジョゼップ・グアルディオラ監督を招聘するため、16年の契約満了をもってマヌエル・ペジェグリーニ前監督と別れた。13年はユナイテッドが優勝し、サー・アレックス・ファーガソン氏が引退。12年はシティが優勝してロベルト・マンチーニ氏が13年5月に解任されている。
ファーガソン氏の退任は状況が違うとしても、プレミアリーグ優勝監督が絶対的な地位を手にするわけではないというのは事実。今後もこの流れは続くのだろうか。
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