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柴崎、最短デビューは3日か。テネリフェ全面支援で進む復帰プロセス【現地レポート】

鹿島アントラーズからスペイン2部テネリフェに移籍した柴崎岳は、新天地への適応でつまずいた。しかし、クラブのバックアップもあり、スペインデビューの日は少しずつ近づいている様子だ。(取材・文:舩木渉【テネリフェ】)

text by 舩木渉 photo by Wataru Funaki

柴崎、24日の練習合流はなし

柴崎岳
柴崎岳は個別メニューに励む【写真:舩木渉】

 現地時間24日午前9時過ぎ、テネリフェ島最大の都市サンタ・クルスの中心部にあるエスタディオ・エリオ・ロドリゲス・ペレスに続々と選手たちが集まってきた。

 このスタジアムこそCDテネリフェの本拠地でもあり、試合を翌日に控えたチーム練習の会場でもある。選手たちは見事な技術で狭いスペースに縦列駐車を決め、スタジアムへと入っていった。

 何人かはスアジアムの中と外を行ったり来たりしてチームメイトやスタッフとコミュニケーションを交わしている。その中で1人の選手に声をかけた。

「ビトーロ、今日はスタジアムの中でガクを見た?」

 すると英語を話すことができる彼は「いや、まだ見ていないね。でも9時半集合だから、もう少ししたら来るはずだよ」と教えてくれた。柴崎が24日にもグラウンドでのトレーニングを再開する、そういった見方が強かっただけに期待も高まった。

 しかし、集合時間を10分ほど過ぎてから現れた柴崎は、練習着で会場入りした他の選手たちと違い普段着でスタジアムへと入っていった。これまで同様傍らにはビクトル・ペレス・ボレゴGD(ゼネラルディレクター)が付き添っていた。

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