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香川真司 8年前

好感触得た香川が目指す“ゴール”。ドルト、混戦脱出のカギはアウェイにあり

text by 本田千尋 photo by Getty Images

「いい手応え」を形にしたい香川

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2014年9月、ドルトムント復帰戦でゴールを決めた香川【写真:Getty Images】

 フライブルク戦で、香川に出番は回ってくるだろうか。ボルフスブルク戦で「いい感覚は得られた」と一定の手応えを感じた香川は、フライブルク戦までの1週間について「いいトレーングをして、いいイメージを持って、頑張っていきたいと思います」と語っていた。「いいトレーニング」とは、最終的には試合の中のゴールにつなげるトレーニングであり、「いいイメージ」とは、ゆくゆくは先発を奪い返すイメージでもある。

 このタイミングで1週間のまとまった時間が取れることは、過密日程が続いていたチームにとってはもちろんのこと、香川にとっても大きいのかもしれない。仮に手応えを得たボルフスブルク戦が、中2日、3日の連戦の始まりだったとしたら、それを確かなものにしていくことは難しかっただろう。

 もちろん香川が「あとは監督が決めること」と言うように、フライブルク戦で香川を起用するかしないかは、トーマス・トゥヘル監督が判断する。しかし、そのことを踏まえても、ボルフスブルク戦の後で香川は、“手応え”にポジティブな雰囲気を漂わせていた。

 2月も終わりに差し掛かり、今シーズンも終盤が見えてきた。フライブルク戦で出場機会が回ってきたら、ボルフスブルク戦で得た手応えを、ゴールという結果に結び付けたいところだ。14/15シーズン、ドルトムントに復帰した直後の初戦でゴールを決めるなど、フライブルクとの相性は、決して悪くはない。

(取材・文:本田千尋【ドルトムント】)

【了】

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