レスター・シティを去るクラウディオ・ラニエリ監督【写真:Getty Images】
レスター・シティがクラウディオ・ラニエリ監督を解任するに至ったのは、選手たちが監督に不満を抱いていることをオーナーに伝えたためだという。英メディア『スカイ・スポーツ』が24日に報じている。
日本代表FW岡崎慎司も所属するレスターは、ラニエリ監督の解任を現地時間の23日に発表した。今季プレミアリーグでは低迷に陥っているとはいえ、昨シーズンに奇跡的とも言うべきリーグ制覇を成し遂げた指揮官の解任は大きな衝撃をもって受け止められた。
優勝を飾った昨シーズンは、選手たちとともに非常に一体感のあるチームを築いていたラニエリ監督だが、解任の決め手となったのはその選手たちが監督への信頼を失ったことにあるのではないかとみられている。
現地時間22日のチャンピオンズリーグ決勝トーナメント1回戦1stレグ、セビージャとの試合に1-2で敗れた翌朝、レスターのオーナーは選手たちとのミーティングを行ったとのこと。チームの中心選手たちはその席で、ラニエリ監督やコーチングスタッフとの関係悪化を訴えたとされている。
英紙『サン』は、ラニエリ監督との関係が悪化した選手として具体的にGKカスパー・シュマイケルやFWジェイミー・ヴァーディーの名前を挙げている。解任を告げられたラニエリ監督は、選手たちやオーナーに「裏切られた」と感じて怒りを覚えた模様だと同紙は伝えた。
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