テネリフェの柴崎岳【写真:舩木渉】
スペイン2部のテネリフェに所属するMF柴崎岳は、現地時間の23日に久々にクラブの練習場を訪れてジムでトレーニングを行った。チームメートらは柴崎の練習再開を歓迎するコメントを述べている。
柴崎は1月末に加入したテネリフェで慣れない異国への適応に苦しみ、全体練習に2日間参加したあとチームから離れて過ごす日々が続いていた。だが23日には久しぶりに練習場に姿を見せ、施設内のジムで個人トレーニングを行った。
言葉の問題もあり、加入直後に練習に参加した際にも柴崎はチームメートたちとのコミュニケーションは十分に取れていなかった様子。それでも選手たちは柴崎が復帰へ前進したことについて温かく歓迎する様子を見せている。クラブ公式サイトはDFアルベルトによるコメントを伝えた。
「また僕らのところに戻ってきてくれたことを、みんなすごく嬉しく思っている。彼の状態は徐々に良くなっている。あれほど遠い所から来れば、適応が大変なのは分かっている。僕らが最大限に助けるべきだし、必要があればみんなここにいる。近いうちにピッチの中でチームの力になってくれるといいね」
フランス人DFサミュエル・カミーユも、「彼がここにいること、良い状態になったことを僕らも嬉しく思う。ぜひともまたチームに加わってほしい」と柴崎についてコメントしている。23日付の地元メディア『エル・ドルサル』が伝えた。
テネリフェは24日には現地時間10時からの非公開練習を予定している。柴崎は前日のジムでの調整に続いて、芝の上でのトレーニングを再開する可能性もあるかもしれない。
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